最高責任者としてのあり方

【正しい姿勢】

いい会社とか悪い会社とかはない。
あるのは、いい社長と悪い社長である。

【ワンマン経営】

ワンマン経営こそ本当である。

【社長の基本的志向】

社長の決定はすべて
外部への対応であり、
未来志向である。

【すぐれた決定】

ワンマン決定は権力の現れではない。
責任の現れなのである。

【勇敢な決定】

社長とは、
「経済に関する危険を伴う意思決定をする人」
である。

【社長の責任】

電信柱が高いのも、
郵便ポストが赤いのも
社長の責任である。

【優柔不断】

優柔不断は誤った決定より
なお悪い。

【実施と決定】

任せるのは「実施」であって、
「決定」ではない。

【最も難しい決定】

社長の決定で最も難しいのは、
「捨て去る」という決定である。

【社長の未来像】

すぐれた企業は、
必ずすぐれたビジョンを持っている。

【将来の収益】

今日の事業の収益は赤字でない限り
社長にとって大した重要性はない。
大切なのは、あくまでも
会社の将来の収益なのである。

【年単位】

社長は年単位でものを考える人である。
年単位で何年も先を考えるのである。
月単位でものを考えたら、
何年も先のことなど考えられるものではない。

【社長は何をしたらいいか】

「社長は何をしたらいいか…」
を見つけだす最良の方法は、
経営計画を自ら立てることである。

【魔法の書】

経営計画書は、
社員の心に革命をもたらし、
会社に奇跡をもたらす
「魔法の書」である。

【達成度チェック】

経営計画は
社長の決意を表明したものであり、
定期的な達成度チェックは、
社長の執念の現れである。

【経営計画の作成】

経営計画書を、
必ず自らの手で書き上げることこそ、
社長として絶対に
やらなければならないことである。

【社長の時間の使い方】

「経営計画」の作成時間を
節約するというほど、
誤った時間の使用法はない。

【目標設定の効力】

人間というものは、
目標があると、
それに向かって努力するという
不思議な動物である。

【目標と実績の差】

目標はその通りいかないから
役に立たないのではなく、
その通りにいかないからこそ
役に立つのである。

【目標達成に必要なこと】

馬車で長旅をする時、
目的地に予定通りにつくためには、
「なぜ遅れたか」を考えても意味はない。
遅れをどう取り戻すか、
だけを考えればいい。

【クレーム対応】

クレーム自体の責任は追及しないが、
クレームを報告しない責任と
指示したクレーム対策を
直ちに実行しない責任は追及せよ。

【業績と責任】

優れた社長は常に
「うちの社員はよくやってくれる」
と人に語り、
能力のない社長ほど、
自社の社員の無能ぶりを他人にこぼす。

【赤字会社の共通点】

赤字会社の共通点は、
「無方針」「放任」である。

【社長室】

ボロ会社に限って、
立派な社長室がある。

【社長と銀行印】

ハンコとギンコーは大丈夫か。

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