組織と人

【組織の論理】

組織というものは、
いったん出来上がると、
奉仕すべき対象よりも、
組織それ自体の存続のほうが
常に優先するという危険をはらんでいる。

【優れた組織】

よい組織とは、
優れた顧客サービスができ、
競合他社と戦って勝てる組織である。

【会社の人間関係】

企業内に良好な人間関係が
維持されているということは、
革新が行われていない実証である。

【責任の範囲】

「責任範囲の明確化」自体が、
無責任社員をつくりだす。

【最小限の管理】

仕事の管理は、
高度な管理や
きめの細かい管理ではなくて、
「最小限管理」が正しい。

【社長の指令】

口頭による指令は忘れられ、
文章による指令は守られる。

【社員を動かす】

社長は、
ムリを承知で社員に頼め。

【なぜ人材が育たないか】

社長が社内にいる限り、
管理職は育たない。

【隠れた人材】

人材の下には
人材が隠れていても育たない。

【人材の抜擢】

「若い」ということは
抜擢をためらう理由ではなく、
抜擢を決める理由である。

【部長の責任】

優れた社長は、
部門業績の不振は
自らの責任として反省し、
業績向上を必死で考える。

ボンクラ社長は、
部門の長の責任として、
これを責め、
自らは必死で考えようとしない。

【社員の仕事ぶりと給料】

社長という人種は、
社員に低い給料しか与えていないのに、
社員の能力に
過大な期待を持ちすぎるものである。

【奨励金】

奨励金制度なるものは、
絶対に取り入れてはならない。

【後継者】

経営者の座が
いかに厳しく難しいものであるかは
社長である自分が、
いちばんよく知っているはずなのに
子供のことになると
盲目になってしまう。

【社長の息子】

ボンクラ息子ほど
七光を自分の能力と思いこむ。

【退職者の処遇】

社員の第二の人生まで
心をくばる社長は
「名社長」である。

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