経営の数字

【最低限必要な利益】

企業が必要とする最小限利益とは、
三年間売上が横這いでも、
三年目で赤字転落しない額である。

【コスト病】

大切なことは、
「コスト」ではなく
「収益」である。

【採算性】

大きな収益に対しては
少しの費用しかかからず、
小さな収益には多くの費用がかかる。

【経費削減病】

「経費削減病」というのは、
多くの会社で繰り返しかかる病気であり、
不景気や業績低下時に重症となる。

【売上と利益】

事業は逆算である。

【経営数字】

会社の中のすべての数字は、
必ず「傾向」で見よ。

【内外作区分】

不況の時に、
外注品を内製に
切り換えなければならないようならば、
わが社の事業に何か大きな欠陥がある。

【設備投資】

設備は現事業の強みではあるが、
いったん情勢が変わったら
お荷物になってしまう危険を
常にはらんでいる。

【低収益商品の切り捨て】

低収益商品の捨てる場合、
それに代わる、
より高収益商品がなければ、
それによって得られていた付加価値分だけ、
会社の収益が減ることを忘れてはならない。

【在庫恐怖症】

在庫が危険なのではない。
在庫に対する考え方がないのが
危険なのである。

【景気下降期の対策】

景気下降期に入った時、
まず手をうたなければならないのは、
資金対策である。

【資金と損益】

資金は、
会社存続という面から見れば、
損益に優先する。

【バランスシート】

バランスシートは事業経営の結果として
できあがるものではなく、
社長の意思によって作りあげるものである。

【円滑な資金繰り】

上手な資金繰りなどない。
正しい経営と正しい資金運用こそ、
資金繰りを円滑にする道である。

【銀行との付き合い方】

経営計画書は、
銀行の態度を変える。

【支払手形】

会社は借金ではつぶれない。
支払手形のみが会社をつぶす危険のある
唯一の資金調達法である。

【増し分計算】

ある決定によって、
それがどれだけの増収・減益になるかを
正しく計算する方法は、
直接原価計算方式による
「増し分計算」である。

error: Content is protected !!